メ    ー    ル    マ    ガ    ジ    ン
トップ  プロフィール  脱税学入門  ワンポイントアドバイス   税務署の秘密  メールマガジン  お問い合わせ


メールマガジンを配信しています。脱税ニュース解説や、税金裏話、調査官の秘密など、めったに知りえない税金情報のメールマガジンです。週一回配信しています。下のフォームからご購読ください。  

まぐまぐ
(現在申請中なので、まだ登録できません)
日本脱税事情 (マガジンID:0000121727)

メールマガジン登録

メールアドレス:
メールマガジン解除
メールアドレス:

Powered by まぐまぐ


メール天国
メールアドレスを入力してボタンを押してください。

最新号はこちらです。


メルマガ見本

みなさん、こんにちは
いかがお過ごしですか。

総選挙が終わりましたね。
どの政党が勝ったかよくわからない中途半端な結果のように思ったのは、私だけ
でしょうか。
自民、民主、公明以外の党が負けたことははっきりしていますが。

この選挙戦で消費税の見直しが、まったく争点にならなくなったのが心配です。
消費税は欠陥が多いと言われながら、90年代の政界再編のゴタゴタの中で、見
直し案を与野党がつぶしあって、結局、中身はほとんど変えられぬまま、税率だ
けが上げられてきたのです。
消費税が導入された直後にバブルが崩壊し、不景気が続いています。私は、実は
消費税がこの不景気の大きな要因ではないか、と思っています。

さてさて今回は
脱税の手口「現金商売の脱税」
国税調査官というお仕事「見習い調査官」
の2コンテンツです。

★★★脱税の手口★★★
「現金商売の脱税」

「現金商売」というのは、非常に脱税しやすいと、よくいわれます。
現金商売というのは、モノを売ったり、サービスを提供した場合、その支払いが
現金で行われる商売のことです。
一般の人が利用する店は、ほとんどがこの「現金商売」にあたります。

みなさんだいたい推測がつくとは思いますが、現金商売がなぜ脱税しやすいか、
というと
@お客が不特定多数であること
A支払いが現金なので隠しやすい
の二つの大きな理由があります。

お客さんが、特定の人であれば、税務署はその店のお客さんを調べれば、だい
たいの売上がわかるわけです。また、支払いが現金でなく、銀行振込や手形で
あれば、税務署は入金状況を簡単に把握できます。

でも、現金商売であれば、どんな業種でも脱税がしやすいかといえば必ずしもそ
うではありません。
「大きくて価格も高い物」を売る商売は、比較的、脱税がしにくいといわれてい
ます。
たとえば、電化製品を売る場合。
電化製品は、仕入れ先が限られています。税務署が、仕入れの個数を調べれば、
売上は、ほぼわかってしまいます。だから、現金で不特定の客に売って、売上げ
を隠したとしても、仕入れの面から、脱税がわかってしまうのです。

現金商売で、もっとも脱税がしやすい業種というのは、なんといっても飲食業で
す。
飲食業は、仕入れたものを変形して販売する業種です。「仕入の数量」と「売上
の数量」は、一致しないのです。
だから税務署が仕入を調べても、それだけで売上を把握することはできません
(ある程度推測はできますが)。
飲食業が、脱税の常習業種である所以なのです。

★★★国税調査官というお仕事★★★

「見習い調査官」

調査官は、税務署に配属される前に一応研修を受けます。
しかし、研修を受けたからと言って、すぐに調査が出来るようになるわけではあ
りません。
だから、調査官は配属されて、1、2年くらいは、先輩の調査官について行って、
調査の見習いをします。

税務調査を受けたことのある事業者の方は、もしかしたら、年配の調査官と若い
調査官のコンビの調査を受けたことがあるかもしれませんね。

調査官は、はじめに指導してくれた先輩の影響を強く受けるといわれています。
その先輩が、調査がうまければ、調査がうまくなる。さぼるのがうまければさぼ
るのがうまくなる。パチンコ好きであれば、パチンコ好きになる。
という具合です。

調査官には、色んなタイプがいます。
調査のほとんどを世間話に充てるという調査官もいれば、ほとんどしゃべらずに
ひたすら帳票類をめくるという調査官もいます。
また、やたら口がうまくて納税者を巧妙に口車に乗せて税金をふんだくってくる
調査官、納税者に怒鳴り散らして威嚇して追徴税を認めさせる調査官、会社の引
き出しを強引に開けまくったり、社長のカバンをこじあけて、脱税の証拠を見つ
ける調査官、銀行調査が非常にうまい調査官など。
見習い調査官は、そういう先輩調査官の特徴をそのまま引き継いでいくのです。

昔は、新人調査官の指導などはほとんど行われていませんでした。
「調査は体で覚えろ」と言われ高校出の調査官がいきなり、会社に調査に行かさ
れるようなことがありました。
帳簿の見方も知らない調査官は、なにをしていいかわからずに、
「資本金がちょっと多すぎるようですね」
と、まるで2,26事件の将校のようなことを言った調査官もいたそうです。
会社の方は、調査官にそう言われてどうしたかって?
「わかりました」と言って、若干の追徴税を払ったそうです。
昔は、お上の威厳が強かったのです。現在は、もちろんそんなことはありえませ
ん。
今は、納税者の権利意識が強くなった上に、知識もかなり持っている人が多いの
で、調査官も相当の武装をしていかなければなりません。

みなさん、
今回はこれでおしまいです。
ではまた来週

大村大次郎

主の著作など
「脱税調査マニュアル」「税務調査の秘密」「サラリーマン100の金儲け」
(以上データハウス刊)
テレビドラマ「マルサ!!」監修
「マルサ!!ノベルライズ」監修





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送